今期Digital Concert Hall 開幕ライブはうまく接続できませんでしたのでArchiv登場を楽しみにしておりました。幻想交響曲はハープ6台の豪華さにまずビックリ。門外漢ですが2001年ヨーロッパコンサート時とは違うように聴こえました、楽譜は幾種類かあるのでしょうか。Newsletterに前回は火災の為テンペルホーフ空港「格納庫」で演奏したと書いてありますが各種書籍に書いてある1945年当時の演奏会にかける執念、情熱と言うようなものを感じました。
「素顔のカラヤン」ですが管理人さんがかつて紹介していらっしゃる「証言・フルトヴェングラーかカラヤンか」にも触れておかないと片手落ちですね。眞鍋さんはカラヤンの身内、テーリヒエンは対極者、そしてこの本にはBPO楽団員たちの率直な意見が書かれています、当然フォーグラーのテーリヒェン評は辛辣「天国の音楽を奏でている人たちには壮絶な戦い」が隠されていたのですね。カラヤン時代の映像と音との「ずれ」の原因がよくわかりました。私はカール・ライスターの「カラヤンはすべての歌詞を暗記していた。イタリア語もドイツ語もわからない指揮者にどうしてオペラの指揮ができるというのだ」という個所に小澤さんの苦労が忍ばれました。
本日の朝日新聞「ひと」欄の樫本大進さんコンサートマスター内定記事を読んで、ほぼ一日かけてBPOのDVD「TRIP to Asia」を観直しました。1名の候補生が団員の支持を得られずBPOを去ることも克明に記録されています、改めて「2年間の試用期間」の厳しさに驚きました。テロップではサラッと流していましたがサイモン自身でさえ1987年11月14日マーラー6番指揮時に楽団員との間に一悶着あったことを語っています。1983年12月30日付朝日新聞同記事の安永徹さんがどの時期に紹介されたのかわかりませんが樫本さんには重圧に負けずに是非とも楽団員から支持が得られるようにがんばっていただきたいものです。ラトルが指揮を終えて舞台袖にもどった時には「ビール」がお決まりのようですね。
「何かを求め、失敗することに共感する」「物事には常に2つの側面がある。重要なことは観ることと知ること。そこには必ず相反するものがある」というラトルの名言は心に残りました。清水直子さんが「元日以外は全て練習の日々があった」と語っておいでですが他BPO団員も同じようなことをインタビューで言っています「最高のハーモニーを求める」代償の大きさも知りました。いずれにせよ新聞記事からBPOのことを考えた1日でした。